ネパール最終日、今日は病院見学の日である。
📍見学した病院
・Annapurna neurological Hospital
www.annapurnahospitals.com
神経系の病気を使う扱う大病院。研究、教育も盛んに行われている。
📍なぜ病院見学できたのか
日本でネパールと繋がりのある大学の先輩にネパールで病院見学がしたいと言ったらネパールで働く日本人医師の方と繋いでくださった(これは別記事で書いたカトマンズ でお会いした方です)。 その方のご紹介でネパール病院候補をいくつか出していただき今回見学できることになった
📍行く前の気持ち
割と緊張していた 病院見学って何すりゃいいんじゃ??!の気持ちだった
日本では医学部3年なのでまだ実習も未経験、白衣も持っていない状態!
📍質問したこと
・紹介制なのか?
→大病院なので紹介のみ。
・何ルピーかかるのか →脳梗塞 で運ばれてきてICU にいる患者さんを例にすると、ICU1日で日本円3万?ほど それに加えて手術で50万?ほど。保険ないので実費らしい。
・患者は保険に入っている人が来るのか →ほとんどNO.特にここは私立病院なので全額実費の患者さんがほとんど。医師はそれについては関与しないスタンス(あくまで高度医療の提供)。
・ネパール人医師の人材流出についてどう思うか →四週間ドイツから見学に来ていたネパール人学生に意見を聞いたところ「給与も低いし環境も悪いので仕方ないかな…私は将来ネパールで働いてもいいと思って今回見学に来たけどドイツの学校で学んでいるし基本はドイツかな」とのことだった
📍見学中に見た・聞いた英単語
神経系の英単語、難しくて見学しながら検索しまくっていた
- round: 回診 Can I see the rounds with the doctors?
-hemiparesis 片側不全麻痺
-pneumocephalus 気脳症
-macroadenoma 下垂体腺腫
-LBP ..low back pain 腰痛
-radiculopathy 脊椎症性神 経根症
-meningioma 髄膜腫
-sensory seizure 感覚発作
🌱病院見学の流れ
日本で病院見学したことない私、まさかのネパール🇳🇵で人生初の病院見学 ビビっていたが実際行ってみると質問するのは楽しいことなんだ+お医者さんフレンドリー でいい環境だった
・朝8時カンファレンス開始
30席ほどあり看護師、医師がメイン+ミュンヘン 医学生 2人、ドイツから来たネパール人医学生 (3年)1人+私 皆結構遅れてくる
最初に看護師×2人が今週入院した患者について高速で説明.適宜医師が質問
↓
医師が症例報告×3ほど Dr. Pantが口を挟んで説明、質問 電子黒板で書き込んだりしながら ↓
9時から回診 ホームページにあったDr.全員+カンファレンスでてた人ほぼ全て移動。術後ICU →術前→待機病棟(様子見するらしい)→一般病棟
↓
10時から外来(OPD )
超音波室があった。
薬局
大混雑していた
🌱気付いたこと
・英語がわかっても発音がインドよりはましだが独特なので聞き取れない…
・「Do you have questions ?」と聞かれること多し.日本で飲み込む医学教育に慣れてしまって本当に質問が出ない。準備した質問だけではなくその場でなんでもいいから疑問を出すのが海外では大切なんだなと実感(日本でもそうですよね)。 ↔︎留学中はなんでも質問して教授の部屋とか行ってたよな…環境って大切 これからは日本でももっとなんで?を大切にして授業とか聞こうと思いました
・広島大学 で?年勉強して博士とったお医者さん、東北大学 で脳外科手術を見たお医者さん(2人とも日本語ちょっと話せる)など日本と繋がりのある人が多かった。日本の脳外科すごい。親切にしてくださってありがとうございました。
・患者さん回診でこんな数の医者などに見られたら普通に不快では?と感じた 自分も虫垂炎 で入院した時見せ物になった気分になって超不快だったんだよな… という気持ちを思い出した「ナマステー」と言って家族に敬意を示すくらいのことが必要だと感じた
🌱思ったこと
・ミュンヘン 医学生 になんでネパールで三週間も実習?将来は海外で働きたいの?と聞くと「海外で働きたいかもしれないが、就職する前に自分と違う場所の医療を見ることは大事だと思ったから来た」と言っていた。
・鍼治療、超音波などが公的な治療として行われていたのが面白かった
・ネパールは制度が問題(保険なしなど)↔︎日本は制度をどう生かすかが問題(たらい回しなど)という楢戸先生の言葉があったが今回見て確かにほぼ無保険でただ運ばれてきてお金がない人が結構おり、なるほどなあと感じた
・今回は2時間しかなかったけど長期間見たら病院の雰囲気、ネパールの医療文化、そしてもちろん治療についてなどもっと深く知れるからまたおいでと言われた.ここに来るかは分からないがチョウジャリなどまたいつか行きたい。
・英語、実際に働くぞ!となったらすごいモチベーションが出て劇的上達しそう.でも日々の積み重ねが大事だと思うので、日本に帰ったらビジネス英会話×毎日、ワシントンポスト 読む×ほぼ毎日、をやっていきたい。
現実的には5年から6年になる春休みに留学できたらと思っているので、四年から5年になる春休みのうちにTOEFL で95位取りたい…!となると四年夏、CBTが終わったら一回試しに受験、くらいになるので春からコツコツ勉強する必要がある
・最初は臆していたがいろんな国から来た医学生 と話しているうちに緊張がほぐれた。日本人以外と話していると自分の常識が常識ではないことに気付かされることも多い。日本にいても積極的に自分のコンフォートゾーンを抜け出すことが大切だと感じた
終了!
次は地方の小さな病院見学してみたいな〜!